日々の事柄に関する雑記帳。



はじめに

多くの人が普通にこなせないものを「普通の理想像」としてしまっているから、みんなその理想と現実のギャップで苦しむのだ。そんな現状と合っていない価値観からは逃げていいと思う。そんな価値観に従うのは自分で自分の首を絞めるだけだ。 そうした価値観に従うことで得をするのは、現在それを何とか実現できている一部の恵まれたラッキーな人たちと、昔のそうした価値観がそれほど社会の現状とズレていなかった頃に育った古い世代だけだろう。
古い生き方は一部の人間しか救う力がないのにそれに代わる新しい生き方もまだ力を持っていなくて、、古い価値観がいまだに人々にプレッシャーをかけ続けて苦しむ人が増えている。それが今の日本の生きづらさの正体なんじゃないだろうか。
生きるにおいて本当に大事なことは何かというと、「一人で孤立せずに社会や他人との繋がりを持ち続けること」と「自分が何を好きか、何をしているときに一番充実や幸せを感じられるかをちゃんと把握すること」の二つだと僕は思う。
本というのは「自分がぼんやりと気づきかけていることをはっきりと言葉にして教えてくれるもの」だ。本を読んで知識を得ることで、頭の中が整理されたり、考え方の選択肢を増やすことができたり、自分の周りの世界で当たり前とされていることを相対化してみることができるようになったりする。
周りにいる人たちとの生活だけでそれほど違和感を覚えないのならわざわざ本を読む必要はないけれど、自分の考えていることを分かってくれる人が周りにいないようなとき、遠くにいる顔も知らない誰かが書いた文字列が自分を支えてくれることがある。

働きたくない

目的と手段と過程

仕事をするのも大事なことだけど、仕事をするために人生があるのではなくて、より良く生きるための手段の一つとして仕事というものがあるに過ぎない。たまにその目的と手段を取り違えてしまって、働きすぎて病んだり死んだりする人がいるけど、そっちの方こそ勿体ないことだと思う。
もし「他の人が頼りにならなくて自分が頑張るのをやめるとすぐに破綻してしまう状態」なのだとしたら、その状態自体がもう既に破綻しているのだと思う。それは遅かれ早かれ潰れてしまう状態なので、別のやり方を考え始めたほうがいい。
何もしたくないときはひたすら何もしないのがいい。無理して何かをしようとしてはいけない。ひたすら何週間も何か月もずっと何もしないでいると、そのうち自然に退屈してきて自分から何かをやりたくなってくるものだ。
気持ちがしっかりしていれば問題がたくさんあっても何とかなるような気がするし、気持ちが落ち込んでいるとちょっとしたつまずきで「俺はもうだめだ」って思いこんでしまうというくらいのものなんだろう。だからもうだめだと思ったときはとりあえずしばらく休んで体調や気分を回復させることが大切だと思う。

人生と時間

毎日自分でいろんなことを決めて意味のあることをやっているつもりでいても、実際は毎日特に新しいことは起こっていなくて、あらかじめ決まっていることだったり単なる過去の繰り返しだったりする。自分が決まっているのを知らないだけだったり繰り返しであることを忘れていたりするだけだ。
何もしないでもなくすべてが決められているのでもなく、ある程度未知で新鮮さを感じる状況の中で、自分で考えて判断して選択して行動していきたい。そして何か自分を取り囲んでいる世界に影響や変化を与えて、自分が世界に影響を与えられるという実感を得たい。
自分で考えて行動して自分の周りの世界に対して変化や影響を与えていくとき、人は充実感を覚える。
人間は(それがまやかしであっても)自分が自分の判断で自由に操作できる小さな世界を必要としているし、その中で自分で考えて何か変化を作っていくことに楽しさを感じる。結局人間のやっていることなんてそれだけのことだ。

社会と自分の関係

人間は自分一人だけでは自分の行動に意味を与えるのが難しい
幸せに生きるためには自分とある程度同じ価値観や同じ世界観を共有する友人や仲間を持つことが大事だ。
人間は、自分のやっていることを他人に求めてもらえるとむなしさから遠ざかりやすい。
仕事というのは他人のためとか社会のために何か貢献をすることだから、働いていれば周りの人に必要とされることが多くて、だから働くというのはむなしさから逃れる手段として昔から一番よく選ばれる効率的な手段だ。
周りが求めるものと自分のやりたいことやできることが一致していればいいけど、いつもそうなるわけではない。個人の欲求と周りの求めるものはしばしば食い違う。人間の悩みの90%は社会や世間と自分との食い違いによるものだ。

家族を作らない

グレッグ・イーガン『しあわせの理由』

  • 脳腫瘍の治療の副作用によって幸せを感じることが全くできなくなった少年。
  • 脳回路の再建治療を受けることによって、幸せを感じる力を取り戻す。
    • 4000人の脳パターンを元に脳の回路を再建
    • 4000パターンの幸せを感じる回路を入手
  • 少年は、どんな種類の人間を見ても全員が魅力的に見える。⇔自分自身は何を好きだったのか分からない。
  • 少年は、自分がどういう人間なのか分からない。
    • 何によって幸せを感じるか→個性

お金に縛られない

お金をかけない日常

多分僕がお金がなくてもそんなに不満がないのは自分が一番やりたいことは実現できているからだと思う。それは「自分のペースで生活に実感を持ちながらゆっくりと暮らす」ということだ。
お金がなくても気持ちに余裕があって自分のペースを保って生活ができているのでちゃんと生きている感じがするし、全体的な幸福度は高い。
自分と自分以外の人間とは、イヌとネコとかヤギみたいに違う生き物だと思っている。まあ、ヒト同士だと多少は無しは通じて意思疎通もできるけど、根本的にはやっぱり一人一人が違う肉体を持って全く違うものを見て、違う価値基準で行動しているものだと思う。
種類の違う別の生き物と自分を比べて勝ったとか負けたとかやることは意味がない。
自分の生き方や価値基準と他の人間の生き方や価値基準は全く違うものだし、他人と自分を比べても仕方ないものだと思う。
大切なのは、周りに流されずに「自分にとって本当に必要なのは何か」「自分は何によって一番幸せになるか」という自分なりの価値基準をはっきり持つことだ。
たまに親しくもないのに自分の価値観を押し付けてきて「そんな生き方は間違っている」「世の中はそんなものは認めないぞ」とか言ってくる人がいるけど、そういうのはよく分からない宗教の人が「あなたの生き方は我が教の教義に反しているので死後十億年間地獄に堕ちます」とか言ってくるのと同じなので、「ああ、別の宗教の人だな」と思ってほっとけばいい。

都会と田舎を行き来する

川上量生さんが「経営者は善人だと務まらないから、起業すると性格が悪くなる。だから起業は勧めない」とよく言っている。お金がたくさん動くことやたくさんの人が関わることをやると、どうしても一人一人の生活や一人一人との人間関係を大事にする余裕がなくなって、いい人ばかりはいられなくなる。

居場所の作り方

価値観や感性が合わない人がいた場合に、攻撃したり服従させようとしたりするんじゃなくて、距離を取って「棲み分け」をしたほうがいい。合わない人同士が近くにいてもお互いにイライラするだけで不毛だから、無理に近くにいる必要はない。
棲み分けをするというのは他人と適切な距離を取るということだ。
他人との距離を自由に調節できない状態で人間が集まると、大体トラブルが起こる。いざという時に逃げられる場所というのはどんなときでも必要だ。 嫌いな人間を一緒にいる必要はないし、合わない場所からは逃げていい。

本書のまとめ

湯浅誠『半貧困』
貧困というのは単にお金がないことではなくて、お金・人間関係・精神的余裕などの様々な有形無形の”溜め”を持っていない状態のことだ

あとがき

本に書いてるようなちょっと難しい知識は現実の生活と切り離されたものではなくて、知識と現実は繋がっていて、知識は人生を変えるし社会を変える
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